地元にもっととけ込みたいという気持ちから、家の近くでヨーガを習い始めて1年になりました。心身のバランスを整えるのにはとてもよいので楽しみに通っています。ヨーガというのは「つながる」という意味があるそうです。この世界を海に例えると、私たちは海の中をカプセルにはいって漂っている存在。そのカプセルを取り去って、海と一体になることをめざしているのがヨーガを行うということなんだとか。少しニュアンスが違っているかもしれないけれど、そのように教えていただきました。週一回のお稽古では、いつのことやらという感じですが、毎回すっきりとした気持ちになっています。
2007年1月28日 (日)
2007年1月15日 (月)
舞台用のベルトのひもが、切れてしまいました。以前にも切れたことがあり、修繕をしながら使っていたのだけど、もうきっと寿命なんだと、ひもを買って作り直す事に。銀色の飾りを赤いひもに通しているだけなので、私でも作り直せるように思ったのです。インドのひもに近いものを見つけるために、手芸材料の豊富な蒲田のユザワヤに行く事にしました。
蒲田までは電車の路線が違うから遠いように思っていたけど、地図を見ると近そうなので徒歩にしました。知らない街を歩くのはおもしろい。外国に行っても一番記憶に残るのが、普通の通りをのんびり歩いた事。庭の花や家の作りなんかを眺めながら歩いていく。目的地に行くよりその時間が楽しいくらい。オリッサのブバネシュワールの夜、オレンジの明かりに染まった街は昼間の喧噪とうって変わってロマンチックな風情だった。プリーの街では、風景よりも人の印象が強い。目が合うと話しかけてきはるから。元住吉から蒲田までは、多摩川沿いと工場が混在する住宅地。うちの周りと同じような風景だけど、もちろん全然ちがう。だいたいあっちの方向とめざしてとことこ歩いて約1時間。ユザワヤの看板が見えてきました。想像以上に近かった。
インドと同じひもはなかったけれど同じ太さのひもと、風呂敷ハンカチを買って、電車とバスで帰宅。
2007年1月10日 (水)
駅前の商店街に出かけて、そのまんま電車に乗ってしまった。国立博物館の「インドの細密画展」を見ようと思い立ったのです。普段着なのはともかく買い物用の大きなトートバッグを持ったままだけど、ま、いいことにしよう。
展覧会で興味を持ったのは、ブランコに乗っているクリシュナとラーダの周りに女たちがいてブランコを濃いだり、楽器を持っていたりするもの。普通はメインの人が大きく描かれているのに、クリシュナとラーダが小さく描かれている。6人の女たちは肌の色が様々で、白、肌色、水色(黒を表している)なのもめずらしい。たいていクリシュナが水色で女たちは肌色に描かれているから。(ラーダは肌色に描かれていました。)大きな建物が描かれてあったから、なにか物語の一部なのかな。「クンティとの対話」という作品でも、男の人の肌の色が3種類だった。この絵はリズミカルで楽しかった。「中庭を横切る乙女」は、絵もきれいだけど、細部が描き込まれていていろんな物語が見えてくるのがおもしろい。