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2008年8月13日 (水)

小田原に来たら魚だよねーと、晩ご飯に煮魚定食を食べて小田原城にもどります。お城の特設舞台で、インドの古典演劇「クーリヤッタム」の公演があったのです。会場前で整理券をもらったら指定の時間までは自由行動というシステム。屋外の会場だから熱中症対策かもしれないけど、立ちっぱなしでなくてありがたかった。

オープニングアクトは、トゥパ共和国から来日されたアンドレイ・モングーシュさんと巻上公一さん。アンドレイさんの倍音唱法「ホーメイ」がすばらしくて、一人の声とはとても思えない。何者かがいっしょに歌っているのか、倍音ならぬ4倍音という感じ。

クーリヤッタムは以前に見たカタカリの舞台と一見似ているのですが、こちらは演者が台詞をいいます。少し節回しがあって、能や狂言の台詞の言い方と似ているかな。細かく決められた型の動きで感情を表現していくところも似ていますね。屋外の舞台で火も焚かれていたし、以前に見た薪能を思い出しました。

独特の化粧をすることで演者は、その世界に入っていき、見ている私たちもその異形ゆえにすーっとクーリヤッタムの世界にはいっていきます。その顔の筋肉の細かい動き、手の表情は私たちの日常ではあり得ない表現です。それなのに演者の感情が入ってくる。私にも笑い声をたてている後ろのおじさんにも共通の感情として入ってくる。そのことが今更ながらに不思議。人の心の奥底に語りかけているような…。

オープニングアクトからの3時間があっという間に過ぎ、座りっぱなしで私は汗疹ができて、改めてあの暑い国の伝統文化に顔中厚塗りの化粧とごっつい衣装の演劇ができたことの不思議さも思いました。暑さも異次元への鍵なのかな。

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