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2009年12月 6日 (日)

09126「仏像ガールの旅で出会った仏さま」という講演に行ってきました。講師は仏像ナビゲーターとして活躍中の仏像ガールさん。日本各地の8人の仏さまについてスライドを見ながら、初めになにも情報を聞かされないままに、私たちは印象をメモしていきます。その後でエピソードやクイズでその仏さまについて知っていくという内容です。お話を聞いていくと、製作者の信仰や思い以上に、人々の信仰の深さに驚きます。仏さまが美しい姿をしているからというより、「仏さま」だからみんな戦争や弾圧から守るために必死に知恵を絞り、今に伝えられているのですね。

そして、そのような情報抜きにして、仏さまとの出会いを感じてほしいとの考えから、第一印象をメモするように言われたそうです。他の受講者の印象を聞いてみると、自分と似た人もいるし全然違う人もいます。一番気に入った仏像も友人とは別だったし、人それぞれということ。それは絵や彫刻をみるのと全く同じ感覚ですね。仏像ガールさんは、京都旅行で見た仏像に涙するほど感激されて、大学で仏像の勉強を初められたそうです。けれど知識を得た時に、初めて仏像に感動したときの気持ちを忘れかけていることに気がつかれたとのことでした。それで、「感じる」ことを仏像を見る時の一番大切なこととして考えられているそうです。

オディッシィでも同じやなあ。技術を磨くことによって、心を磨くというか、
「自分の器より大きい作品はできない。」
と言っていた佐川美代太郎先生の言葉を思い出すまでもなく、踊りには全てが出て、それを技術でごまかすみたいなことはできない。仏さまも作った人が信仰心をこめて作られたからこそ、人々の心を動かしてきたのでしょうね。

2時間の仏さまとの旅は、いろいろな思いをよぎらせながらあっという間に過ぎていきました。
写真は、本文とは関連がない慶応大学構内。いちょう並木がきれいな散歩道です。

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