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2015年5月 9日 (土)

跳びはねる思考

何ヶ月も前に図書館に予約していた東田直樹さんの『跳びはねる思考』(発行:イーストプレス)をやっと読むことが出来ました。 東田さんは会話のできない重度の自閉症(生まれつき、社会性や他者とのコミュニケーション能力に困難が生じたり、こだわりが強くなる精神障害の一種とされている)で、パソコンや文字盤ポインティングにより、コミュニケーションをとられています。 本を読むまでは、自閉症について何もわかっていなかったので、それについての理解が深まったのもよかったですが、なにより言葉がきれいで楽しく読み終えました。 一番好きだったのは「魂」という文章。 一部抜粋します。

「魂はどんな時も僕を救おうとしてくれます。時にはなだめ、励まし、こんなこともあるさと、落ち込む僕を笑い飛ばしてくれます。(略)
 
 僕が動き回っている時、魂に許可はもらっていません。魂もあきれていることでしょう。
 だから、時々僕の体から飛び出すのです。
 魂は、高く高く昇っていき、空の散歩を楽しみます。久しぶりの天上は、のどかで広々としているように感じるに違いありません。ふと外界に目を向けると、ひとり騒がしい人間がいます。困ったやつだとよく見ると、僕だと気づき、慌てて戻ってくるのです。

(略)
 僕が浄化される時、魂が先導してくれるのでしょう。そこでようやく僕と魂は、別々の道を歩むのです。」

子供の時によく見た空を飛んでいる夢は、魂の夢だったのかも。 ふわーっとした懐かしい気持ちになったのでした。

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